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一般社団法人 江別青年会議所

 
 
 
    

スローガン

事上磨錬

~すべてのこたえは、「まち」と「ひと」の中に~

【 はじめに 】

昨年は、わたしたちの住む江別市に青年会議所が誕生し45周年を迎えた節目の年であり、諸先輩をはじめ、市民の皆様、そして市内外の関係諸団体の多くの方々に支えられていることを強く認識するとともに、皆様との温かな繋がりを感じることができた感謝の一年でした。本年度は、先輩諸兄たちが脈々と受け継いできた、青年会議所の創始の志を引き継ぎ、次の50周年に向かって歩みを始める大切な一年です。市内外の関係諸団体の皆様や、多くの市民と連携し、江別市の抱える様々な問題と向き合いながら、「協動のまち江別」の実現へ向け、青年会議所メンバー 一丸となり一年間邁進いたします。

【 ONE EBETSU ACTION の実践 】

昨年度、わたしたちは「ONE EBETSU ACTION 2020~活気あふれる協働のまち江別の創造」という中期ビジョンを掲げ、江別のまちを一つに繋ぐ架け橋となるべく新たなスタートを切りました。今年は、このビジョンがいよいよ実現に向かって歩き出す一年です。
中期ビジョンは江別市の推進する「協動のまちづくり」に直接繋がるものであり、江別青年会議所が行政や市民と共にまちづくりの中心的役割を担おうとする強い決意を表したものです。この5年間、当青年会議所は、江別における「まち」を良くしたいと考える多くの人々と一体になってまちづくりを進めてまいります。
まずは、青年会議所メンバーが、自ら江別市内の諸団体の方々との「ひと」の繋がりを深める必要があります。一緒にまちづくりを進めるためには、単に名前や連絡先を知っているというだけではもちろん足りません。気軽に意見交換できる関係を目指し、団体の垣根を越え、お互いの「顔」が見える関係を築くことからスタートします。
また、青年会議所活動が、まちの方向性と合致していなければ、その活動の効果は限定されてしまい、まち全体を巻き込んだまちづくりを行うことができません。そこで、青年会議所が江別市の政策や方向性を理解することは不可欠であり、青年会議所の運動が江別市の各種計画やビジョンに合致しているかどうかを常に意識しながら活動していきます。
そして、青年会議所運動と各種団体との柔軟な連携を可能とするために、まちづくりに関するあらゆる諸団体の情報や活動内容を全メンバーでリアルタイムに共有・理解することに努めます。
わたしたちは、これらの活動を地道に実践し、まちをひとつに繋げながら、「活気あふれる協働のまち江別」を創造してまいります。


【 まちの魅力の発信 ~江別に新たなひとの流れをつくる~ 】

政府が地方創生を打ち出し、地方の活性化が叫ばれている昨今、江別においても受け身ではなく積極的な行動が求められています。江別市には、伝統あるレンガ産業、屯田兵による開拓や石狩川の交通の要衝として発展したまちの歴史、小麦をはじめとする農業、酪農・畜産業、野幌森林公園などの豊かな自然、そして4つの大学がある学園都市等の様々な魅力があります。また、市内の農産物の販売所は賑わいを見せており、昨年は、既存の地域資源を有効活用したEBRIの誕生により、新しいまちの拠点が生まれました。
しかしながら、まち全体をみると、その魅力がすべて輝いているとはいえません。市外から評価されている地域の魅力についても、まちに住むひと自身がその価値や歴史を十分に理解していない現状もあります。このように、それぞれの魅力を十分に生かし切れているとはいえない状況であり、それぞれ存在する魅力が、具体的に交流人口の拡大に十分つながっていないのが現状です。
まずは、江別に散在する魅力が人の流れを生むようなシステムを作り出すことが重要と考えます。まちの魅力である一つ一つの点と点が、線として結ばれ、面となり、まち全体となって機能したとき、江別の可能性は限りなく大きなものになります。大都市札幌に隣接する地の理も生かし、近隣の自治体と連携することで、その可能性はさらに大きなものになると考えます。
青年会議所が、2013年に開催した「スイーツフェスタ」、翌年2014年から始まり昨年第3回となった「まるごと江別」は、単なるお祭りではなく、江別の魅力という点を線で繋ぐための試みでした。このように、近年、江別の歴史や独自の文化を大切にしつつ、まちの魅力を集め、市内外に発信することの重要性は益々求められているものと確信します。
諸団体の皆様との連携を密にして、江別全体を巻き込んで、江別の魅力を発信し交流人口のさらなる拡大を目指します。


【 若者が集うまち江別 ~次の世代が輝けるまちづくりのために~ 】

若者をいかに地域に根付かせるかということは、まちの将来を考える上でもっとも重要な課題の一つです。「次世代に向けた住みよいえべつの実現」は、江別市の掲げるえべつ未来戦略でも大きな政策の柱となっています。このまちを好きになり、えべつに住みたいと考える若者がいなければ人口流出は止まらず、まちの将来はありません。
わたしたち青年会議所は、将来を担う若者を育成し次世代へ承継するべき立場にある責任世代として、若い世代がいま何を考えてどのような期待・不安を抱えているのかということに寄り添い、その意見をシニア世代へと橋渡しすることのできる存在です。わたしたちが汲みとった若者の思いを、全世代において共有することでまちづくりに反映し1人でも多くの若者たちに江別のまちを好きになってもらい江別に住んでもらうことを目指します。
また、核家族化や地域コミュニティの衰退により人と人との関係が希薄化しつつある現代、人々の出会い交流する機会が少ないということは、若者のまちへの定着を妨げる要因の一つと考えます。そこで、まちに若者が残りたい、あるいは故郷に帰ってきたいと思ってもらう、きっかけを作るため、若い世代のニーズに耳を傾けながら、人と人が、その個性を生かしつつ本音で交流できる場を創出します。若い世代が活発に交流することにより、そこには新たな人間関係が生まれ、まちの活気が生まれるものと考えます。
わたしたち青年会議所は、次の世代が輝けるまち、若者が集うまち江別を目指し活動します。


【 共感されるJCへ ~広報と交流~ 】

どれだけすばらしい事業を展開しても、それが市民全体に理解されなければ、目的の実現には至りません。そのため、青年会議所という団体と、その組織から生み出される運動、事業に対する社会的な認知力の向上は大きな課題です。
そこで、広報では、決して一方的に情報をPRするというような独りよがりになってはならず、市民の皆様から見て青年会議所という団体とその事業内容が、わかりやすく親しみやすいものである必要があります。何よりも、たくさんの人の「共感」を得られるような広報が求められているのです。まずは、団体自体を知ってもらうこと、そして、メンバーの一人一人の自己紹介からはじめましょう。日常の人間関係と同様、自分を知ってもらって初めて心が通い合うと考えます。
また、より深く人々に理解を広めるためには、単に情報を発信するだけでは足りません。まちの人々と会い、直接顔をつきあわせて交流することも欠かせません。青年会議所メンバー 一人一人とまちの人々が、心を通わせることができてはじめて、私たち青年会議所がまちのなかで信頼される団体になるものと確信します。


【 組織力の充実 ~盤石たる組織の礎を築く~ 】

わたしたちが、まちづくり・ひとづくりの団体として活躍するにあたっては、市民からの負託と信頼に応えることが出来る組織であることが大前提であり、そのためには、青年会議所の組織運営が規律ある強固な運営基盤に基づかなければなりません。そこで、青年会議所のメンバー全員が意識を共有し、明確な目的のもと一体となって活動する必要があります。
まずは、すべてのメンバーが、自分たちが今、何のためにこの事業を実践しているのかということを明確に意識する必要があります。そのためには会議運営の充実が不可欠であり、効率的かつ分かりやすい会議運営を目指します。また、青年会議所は、渉外活動としても年間を通じ多くの活動に参加していますが、市内外の関係諸団体や青年会議所の活動・行事に参加するにあたり、その意義を明確に意識して参加する必要があります。その際には、組織を俯瞰し、メンバー間のコミュニケーションと相互理解を大切にしながら細やかな気配りで組織全体をサポートする必要があります。
メンバー 一人一人が自らの個性を生かしつつ、ひとつの盤石たる組織を築くために、組織全体をサポートする体制を目指します。


【 ひとづくり ~実現力ある人財の育成~ 】

青年会議所は、数あるまちづくり団体の中でも、行動し実践する団体であることに大きな存在価値があります。仮に、机上で夢を語るだけで、実際に行動することをやめてしまったならば、もはやそれはJCとは呼べません。実社会においても、地域や会社において必要とされるのは、夢をもちながらも、具体的に企画し、実行に移すことができる人財です。そこで、わたしたちは、実行力ある人財、すなわち、JAYCEEとしての若きエネルギーを存分なく発揮し、自分の五感で、よく見聞き、考え、掘り下げて検討し、目的に向かって行動する新人を育成する必要があると考えます。
もちろん、教える立場にあるリーダーの研鑽も大きな課題です。しっかりと自分が新人に伝えられているのかを自問自答する必要があります。リーダーが、情熱や理想だけで指導するのではなく、具体的に導いていく手法を組織全体として確立することが求められていると考えます。
多種多様な価値観をもった人たちと向き合いながら、各々の長所・短所を上手く把握し、自ら進んで行動する人財を一人でも多く増やし、組織全体が大いに盛り上がる一年を目指します。


【 会員拡大 ~新たな出会いがひとを磨き続ける~ 】

青年会議所は40歳で卒業することが定められている団体です。本年度当青年会議所は、35名体制でスタートしますが、ここ3年で、いわゆる団塊Jr世代が多く卒業するため仮に入会者があらわれない場合、会員数が3年後には20名を割り込みます。まさに、会員拡大は重大な危機にあり、本年は青年会議所活動の今後の帰趨を決する分かれ道の1年と考えます。単に人数を増やせばいいだけではありません。そもそも会員拡大の真の必要性を考えましょう。
第一に、会員拡大は、「ひと」との出会いであり、青年会議所の根幹をなすものです。まちに関心をもった若者が、ひとりでも多く集まることで、地域を巻きこんだ活動が、明るい豊かな社会の実現に繋がるものと考えます。第二に、青年会議所の強みは、その異業種集団としての性質にあり、異なる背景をもった各メンバーによる知識や技術の集結により、まちづくりが飛躍的に活性化するという点にあります。
まずは、これらの必要性を念頭に、先入観を捨て、まちのあらゆる分野から、あらゆる可能性をもった人財を集結させましょう。そして、若者の人口自体が減少する中で、長期的な拡大を実現し、5年後においても現在の会員数を維持するため、33パーセント・11名の拡大を達成すべき第一目標と考えます。
そして、会員拡大は、一部の担当者だけに課されたものではなく、全員のメンバーの大切なテーマです。あなたが、仲間になってほしいその一人に、あなたの活動や目標を語ってください。かっこいい側面を語るだけではなく、あなたが生き生きと自分の言葉で語るその一言が、何より信頼され共感できるメッセージとなります。


【 結びに 】

まちづくりにおいては、明るい豊かな社会の実現のため、目に見える形で成果をあげることが求められます。しかしながら、他方で、目に見えない基礎的なことがらも同じくらい大切であると考えます。本年度は、組織づくり・人財育成を強化し、人づくり・組織固めの一年にしていきます。
中国の明代の儒学者、王陽明に「事上磨錬」という言葉があります。訓読みすると「事上に在って錬磨す」、行動や実践を通じて自己を磨き上げるという修練の考え方を表したものです。
青年会議所活動においても、抽象的に考えるだけではなく、一つ一つ行動することから学ぶことが大切であると考えます。そのためにも、「まち」と「ひと」にとことん向き合い、失敗をおそれず、行動しながら試行錯誤の中で活動しましょう。行動することで、すべてははじまります。
2017年度、メンバー 一人一人がその個性に応じた役割を果たし、やらされるのではなく、自ら、生き生きと楽しんで青年会議所運動を展開していくことのできる年になるように努力いたします。精一杯頑張りますので、どうぞよろしく御願いいたします。

プロフィール

名前
西脇 崇晃 Takaaki Nishiwaki
生年月日
1978年9月28日
勤務先
弁護士法人 江別法律事務所