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一般社団法人 江別青年会議所

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一般社団法人 江別青年会議所

はじめに

 

昨年は江別市に青年会議所が誕生し50周年を迎えた節目の年でありました。
先輩諸氏が半世紀に渡り培ってきた江別青年会議所の歴史と伝統を振り返り学ぶとともに、市民の皆様、市内外の関係諸団体の多くの方々に支えていただいた感謝をお伝えしたいと考えていました。
ですが、当初から思い描いていた一年が、2020年から続く新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の事態により、度重なる緊急事態宣言の発令や外出自粛、営業自粛要請を受け、生活、仕事、様々な活動が制限されてきました。わたしたち江別青年会議所の運動も例外ではありませんでした。人財育成やまちづくりを目的とした対外事業の開催にむけ感染症対策を講じ、会議を重ね、事業の構築をしてきましたが、世の中の状況を鑑み、やむなく事業中止の判断をせざるを得ないといった苦しい状況が続いており、江別青年会議所も少し元気がなくなってしまったかもしれません。
しかし、ここで歩みを止めるわけにはいきません。抜本的な新型コロナウイルス感染症の解決方法が確立されるまでは、感染症と上手く付き合いながら活動を変化させていく必要があります。
入会当時の2016年わたしは青年会議所が何をする団体なのかは知らないで入会しました。そして、「こんなにも江別のことを真剣に考えてまちづくり活動している人たちがいるのか。」と衝撃を受けたのを覚えています。その人たちと 出会えたことで、青年会議所で学び自分自身を高めたい、まちづくりにチャレンジしてみたいと思えるようになりました。わたしの青年会議所の好きなところは、普段何気なく生活しているだけでは出会うこともない人たちに巡り会えるところ、また、「あの人みたいになりたい」「あいつには負けたくない」と生活、仕事あらゆる面で自分のモチベーションを高めてくれる同世代のライバルが青年会議所には集まっているところにあり、江別青年会議所はそんな仲間たちが少しでも自分たちが住み暮らす江別を良くするために日々まちづくり活動を続ける団体です。
本年は次の5年後、10年後も江別青年会議所の運動がまちにとって必要なものであり続けるために、 江別青年会 議所として「コロナ禍におけるピンチをいかにチャンスに変えられるか」が問われる大切な一年と捉え活動してまいります。


【人財育成~言語化力と実践力~】

 
近年の社会情勢もあり、場所や時間を問わず、パソコンやスマートフォンなどのデバイスで、ZOOMやWebexなどを利用したウェブ会議が容易に開催できるようになりました。ウェブ会議のみならず、仕事での営業やリモートワーク、ウェブ面接、学校の授業など様々な用途で活用され、ウェブ上でのコミュニケーションは生活に欠かすことのできないものになりました。青年会議所も会議やセミナー、例会にウェブを積極的に取り入れて活動をしています。
しかし、容易になった反面、ウェブ上では言葉に置ける比重が大きくなります。直接顔を合わせた従来の会議などでは空気を察し、全てを言葉にしなくとも、お互いの表情や仕草から情報を読み取って話をすれば伝わっていたことが、デバイスの画面上ではそれらを読み取ることが難しくなります。今まで以上に、相手に伝えるべきことを構造的に整理し伝える力、文章に昇華させる力を学び鍛える必要があると考えます。そして、同時に、得た学びを実際に行動し習慣化させる意識改革も必要と考えます。人間、学びを得た当日、2・3日はやる気が高いし学んだ内容も覚えているものですが、ついつい日々の生活に追われ実践することを忘れてしまいがちです。学ん だことを生活、仕事で実践し続けなければ意味がないしもったいない。
青年会議所はたくさんの学びがあります。仲間からの学びが、セミナーが、フォーラムがあります。生活や仕事、家族との大切な時間を青年会議所で使うのなら、自分が青年会議所で何を得たいのかをあらためて考えて活動しましょう。わたしたちが成長したことを各々のフィールドで江別に還元できれば、おのずと地域社会の発展に繋がると信じて。


【地域創造~課題解決力と創造力~】

 
わたしたち江別青年会議所は江別観光協会から「えべつ観光特使」を拝命し、江別市におけるまちの魅力の発信や新たな観光価値の発掘、交流人口の増加を目的に江別市内の各種事業者、関係諸団体と連携し「えべつスイーツフェスタ」や「まるごと江別」などの事業を展開しています。まちづくりのプロフェッショナルではないものの、メンバー同士、異業種が集まる団体であるメリットを活かし全速力でまちづくり活動をしています。
しかし、わたしたちは自分たちが住み暮らすまちの抱える課題を正確捉え、地域の未来に意味のあるまちづくり運動ができているのでしょうか?
先輩諸氏が築いてこられた熱き志を引き継いで活動はしているものの、青年会議所は「単年度制」を採用し、かつ「40歳で卒業」というシステムがあります。まちづくりプロジェクトというテーマでは、1年でプロジェクトの成果を100%出すことは容易ではなく、プロジェクトの担当者も1年を過ぎれば役割もやるべきことも変わってしまいます。また、プロジェクトの担当者が卒業してしまえば、一から十までを新担当者へ引き継ぐこともままならず、新担当者が同じ事業を構築してもゼロの部分を理解していなければ劣化コピーの事業にしかならないのです。
ここで考えてほしい。今、この「えべつスイーツフェスタ」や「まるごと江別」など大きな事業をただやることが最終目的になってはいないだろうか?事業を存続させること、大きくすることだけに囚われていないだろうか?やることに追われ目の前のことで精一杯となり視野が狭くなっているのではないだろうか?
では、少し走る速度を遅くしてみたいと思う。会員一人ひとりがなぜまちづくりをやらなければいけないのかを考える力を養いたい。あらためて江別の歴史を学ぶことで地域を知り、行政が行っていることを学ぶことで新たな視 点を養うことができるし、江別が発展するのであれば、自分たちのまちだけではなく他のまちの取組を取り入れたって良い。江別で活躍する他の団体ともっと、どのような形だと住民が主役のまちづくりに繋がるかを考え議論を重ねる場があったって良い。
地域住民や行政と連携し、団体を越えた異なる視点を養い、先駆けゆく団体としてわたしたちは江別の未来を創造しなくてはならない。難しく考えるのではなく「より良く」するにはどうしたらよいか原点に返り、協働のまち江別を目指そう。


【会員拡大と広報】

 
青年会議所は必ず40歳で卒業を迎える団体です。毎年、会員拡大に力を入れているにもかかわらず、入会者よりも卒業生や退会者が多く、ここ数年、会員数の減少に歯止めがかけられておりません。本年度は 5 年前の正会員数からみて約半数の20名体制でのスタートとなります。また、わたしたちの運動をSNS 等で配信していますが、 Youtube 、 Facebook等の閲覧数は思うようには伸びておらず、まだまだ江別青年会議所の運動が市民に広く周知されているとは言い難い状況にあります。
会員拡大と広報は組織の維持のためだけに行うのではなく、まちの活性化に繋がる青年会議所運動です。江別青年会議所を知ってもらい江別を想う人財が多く集まれば、様々な価値観のもとで議論が生まれ、個々や組織が成長する機会が増えます。さらには各会員の技術や知識を取り入れた新しい事業を展開していく事が可能となります。それらをまちにフィードバックすることで良い循環が生まれ、まちをさらに活性化させることができる最も基本的で重要なまちづくり運動です。
会員全員が江別青年会議所の広告塔です。会員拡大は全員で取り組まなければならければなりません。事前にどのような内容の事業を行うかわ かりやすく告知を行い、例会や各種事業を通じ多くの入会候補者に江別青年会議所を体感してもらいましょう。そして、入会候補者の立場に立ち、わたしたちが活動を行っている目的と理念を伝え、自分がなぜ江別青年会議所に入会したのか、江別青年会議所に入会するとどのような成長が出来るか、これからの江別をどうしたいか熱意を持って伝えましょう。


【結びに】

  
「今できることは今しかできないこと」
今はできないことは多いかもしれない、大変な時期かもしれない。できない理由を探し、歩みを止めるのは簡単です。しかし、それでいいのだろうか?今だからこそ、どんな困難なことも自分を成長させる大切な要素として捉え立ち上がり、未来の子どもたちに背中を見せていかなければならないのではないか。
一人ひとりが力をつけならなければいけない。今一度、「なぜ青年会議所活動を行っているのか、青年会議所で一体何を学ぶのか、協働とは、まちづくりとは」原点から考え直し自らを鍛え、ひと・まちの抱える課題を明確に捉える力をつける必要がある。今は多くの人を呼び込むような事業が難しいのであれば、会員一人ひとりが力をつけるために時間を使う。そして、人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った時、溜めこんだ力を爆発させ、まちに希望をもたらす変革の起点となり、明るい豊かな社会を築き上げよう。

プロフィール

中川 正隆 Masaoki Nakagawa
 

入会年度

2016年

生年月日

1983年1月26日

勤務先

株式会社 ライズジャパン